「復活の証人となれ」 牧師 友納靖史(2015/04/12)

投稿日時 2015-04-13 15:56:43 | カテゴリ: 週報巻頭言

使徒言行録1章12〜26節
主イエスの昇天後、ユダが抜けて11名となった使徒たち。使徒と歩むイエスに従った弟子たちが合わせて120名いました。その彼らが「心を合わせて」祈ることにより、様々な違いを越えて「一つ」の心とされて歩み出していたことが語られます。しかしその一方、人々は主を裏切ったユダの存在とその出来事の意味を問い、心は深く痛み傷ついていました。“「仲間の一人」でありながら、又「同じ任務を(主イエスより)割り当てられていた」にも関わらず、どうしてユダは主を裏切ったのだろうか…”。弟子たちは、「ユダの中にサタンが入った(ルカ22:3)」ことや、祭司長や神殿守衛長たちからお金(銀貨)と引き換えに主イエスを売り渡したユダの罪と過ちを責める思いがあったに違いありません。しかし、実は旧約聖書においてこのユダの出来事に対する預言の言葉があり、ユダはその定めに従ったのではないか。又、自分たちさえもあのユダの立場になりかねない危うさを抱えていた自らの姿(マルコ14:19)など…を思い起こし、心底苦しんでいました。なぜなら使徒たちは、ユダの裏切り行為によって、彼が単に自業自得の死を迎えたとか、因果応報による呪いを受けたからだなどと、簡単に結論づけることを避けたかったからです。
深い痛みを覚えた使徒や弟子たちが、明日へ向かって、前向きに生きるきっかけとなったことは、主と共に歩んだ3年間の大切な時と出会いとを思い出し、それらを意味あるものに変え、主より託された使命を全うしていこうとの大切な選び取り、決断をしたことでありました。そして彼らは他ではなく自分たちこそが、主イエスの「復活の証人」として立てられていることを自覚し、主イエスが選ばれた十二名中一人の欠員となった「使徒」を補充することを決めたのです。今日、バプテスト教会は会衆主義による公平な選挙の中において神の意志が示されることを選び取っています。しかし当時は「くじ引き」の方法が「全ての人の心をご存じである主」の意志が示されると信じていたのです。こうして、マティアという主の復活を目撃した一人の人物が選ばれ、再び十二弟子として教会の宣教活動を担う働きが回復したのです。
今日は召天者記念礼拝と墓前礼拝を行います。地上の旅を終え、先に召された人々との離別の痛みと向き合って歩んでおられる方々と心を一つにして共に祈りを合わせる主日です。主イエスにある信仰の交わりを通して、召された人々の人生と死の意味を聖書から示され、主の御前に集う全ての人々が「復活の証人」となり、大切な悲嘆を乗り越えさせて頂き、希望に生きる喜びを体験させて頂きましょう。




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