礼拝
渡部信
常盤台バプテスト教会 2023.1.29 主日礼拝 「勝利の人生」渡部信牧師【ローマの信徒への手紙 8章1~11節】(新共同訳 新約P.283~284)
- 音声メッセージ
礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。- 礼拝プログラム
- 前奏
招詞 申命記 11章13~21節 司式者
祈祷 司式者
賛美 新生2番「来たれ全能の主」1.3.4節
献金感謝 司式者
聖書 ローマの信徒への手紙 8章1~11節
特別賛美 新生493番「み子イエス世人のため」1.3節
宣教 「勝利の人生」渡部信牧師
祈祷
賛美 新生583番「イエスにある勝利」1.2.3節
頌栄 新生672番「ものみなたたえよ(B)」
祝祷
後奏 - 宣教概要
- 聖書は、神様のみ言葉に満ちた宝庫です。そして、特に、新約聖書には、どこの部分を切り取ってその時に教えられる言葉があります。そしてキリスト教の信仰を、どのように理解したら良いか大事な神学的な内容が書かれた箇所として、パウロのローマ書、エペソ書、コロサイ書、ピリピ書、番外編でヘブライ書。そしてヨハネが記された第1の手紙とヨハネ福音には、父なる神と御子イエス・キリストとが共にあり、私たちもその聖霊のよる交わりに与ることによって、私たちもその神の愛に繋がることができること、隣人を愛せなければ、その霊の交わりには神の愛がないことなど、深い信仰理解が書かれています。また使徒言行録には、初代教会は人々にどのような内容を宣教し、どのようなことが起こったのか、使徒ペトロとパウロの説教が記されていて、福音宣教の内容を知ることができます。いろいろな神学書がありますが、もっともすぐれた神学書は聖書の中に既に書かれてあり、2000年間の間、誰にも廃ることがなく読まれていて、聖書はクリスチャンの教科書と言えましょう。
そこで、今日は使徒パウロがクリスチャンに回心したのち、キリスト教信仰をどのように理解したのか、皆さんとご一緒に聖書のみ言葉を学んで行きたいと思います。まず、使徒パウロはキリスト教信仰をローマ書8章でこのように考えました。クリスチャンは、イエス・キリストを私たちの神、救い主として信じたのは、キリストの霊が肉の力と罪の力に、勝利されたからだ。そこでこのローマ書を理解するために、まず肉の力とは何かを考えなければなりません。私たちは肉の体を持って生まれ、心に霊を宿して生活していますが、生きるためには肉に従う生活も始めます。それは肉体を持っている限り、不可欠なことです。問題は、その肉の欲求をコントロールできればよいのですが、次第に、肉の思いが募りますと、霊に従うのではなく、肉に従うようになる。それが本来の生き方からそれる罪だと聖書は語っております。
パウロは「正しい者はいない。ひとりもいない。悟る者もなく、神を探し求める者もいない。皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった」。人は本来、神のかたちに似せて造られ、神との関係性で、成長するはずでしたが、本来の的を外し、その道を外し、「人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなった」。でも私たちは、両親でなく、私たちの魂の創造者、神なる存在に気づく時、これからの人生を正しく歩むうえで祝福と恵みを与える方、愛の方であり、そこへ立ち帰るとき、確かな人生へと目的を知り、肉の人から、霊の人へと軌道修正する。これがキリストによる救いです。「イエス・キリストは世を裁くためではなく、世を救うために来られた」救世主、救い主だからです。
今日のメッセージの焦点は、クリスチャンになった私たちの信仰が成長して、勝利の人生へ歩むべき道筋を、その結論と言うべき箇所を取り上げて参りたいと思います。
それは肉の法則に打ち勝つのはキリストの霊を宿す霊の法則によって、キリストの復活の命によって生きる、内在のキリスト論を使徒パウロはここで語っています。