礼拝
友納靖史
常盤台バプテスト教会 2025.1.19 主日礼拝 人生を導く善き力37週目 生かされる喜び②「あなたの人生こそ”神の証し”」友納靖史牧師【ヨハネの手紙 一 5章1～12節】(新共同訳 新約P.446~447)
- 音声メッセージ
礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。- 礼拝プログラム
- 前奏
招詞 使徒言行録 1章8～11節 司式者
祈祷 司式者
賛美 新生119番「父なるみ神はいとつよきみ神」
献金感謝
信仰告白（第二礼拝）
聖書 ヨハネの手紙 一 5章1～12節
特別賛美 第一礼拝 聖歌582番「神の御子にますイエス」
第二礼拝 新生讃美歌567番「み神こそわが望み」1.3.4節
宣教 人生を導く善き力37週目 生かされる喜び②「あなたの人生こそ”神の証し”」 友納靖史牧師
祈祷
賛美 新生544番「ああ嬉しわが身も」
バプテスマ式（第二礼拝） 新生401番「わが君イエスよ 罪の身は」1.2.4.節
頌栄 新生671番「ものみなたたえよ（A)」
祝祷
後奏 - 宣教概要
- 「私はBorn again(ボーン・アゲン)(新生)したクリスチャン」と米国大統領在任中も自らの信仰を臆することなく語っていたジミー・カーター氏が昨年末、百歳の生涯を終え天の御国へと旅立ちました。 1月9日の国葬で多くの方々より元大統領が、州知事時代、在任中、そして引退後も教会学校教師として奉仕し、平和のために世界中を巡って仕え続けた誠実な人柄を証言しました。しかし最も注目されたのは孫ジェイソン氏(49歳)の弔辞で、混迷する政権交代を直前にし、多くの人々に感銘を与えたのです。「私は49年間、パパ（おじいちゃん）から公の顔と私的な顔の違いを感じること、一度もありませんでした。彼は誰と一緒にいても、どこにいても、同じ人間でした。それは私にとって、誠実であることの定義そのものです。その正直さは、愛の行動と一致し、信仰の行動と一致していました。そして公私を問わず、私の祖父母は聖書が教える、正義を行い、慈悲を愛し、神と共に謙虚に歩むことを生活の基とする努力を惜しむことなく生き（る姿を見せて頂き）ました」。これほどまでに他者の口から語られる祝福に満ちた「証し」はないのではないでしょうか。
聖書に基づく「証し・Testimony」とは、私たち一人ひとりは、たとえ弱く罪人であっても、神がその私たちにしてくださった救いと恵みの数々の素晴らしさを感謝と喜びの言葉で他者に語り伝えることです。聖書そのものが人間に対する“神の愛の証し”であり、イエス・キリストの生涯が“神の証し”そのものだと、ヨハネは宣言しました(ﾖﾊﾈ一5:9b)。「水と血を通ってこられたイエス・キリスト（5:6）」とは、水によるバプテスマを通して、滅びるべき罪人が新生(Born Again)、つまり永遠の命を得て救われる証し。そして、血を通ってとは、十字架上において血を流し、人間すべての者の罪の身代わりとなって贖ってくださった証し。それらのことを私たちの努力や知恵によって、イエスを神の子と信じる者とされるのでなく、“霊”(聖霊)が、真理を私たちに明らかに示(証し)されことにより、信じ救われる者とされるのです。ヨハネは更に証言します。「その証しとは、神が永遠の命をわたしたちに与えられたこと、そして、この命が御子の内にあるということです。御子と結ばれている人にはこの命があります(5:11-12)」。そうです。イエスを救い主と信じると言葉に言い表す「信仰告白」と、水によるバプテスマを受けることは、人が救いの確信を得るだけではなく、実はその人を通して神が生きて働いておられることを、それを聞く人々にも広く「証し」することになり、聖霊が働くのです(ﾛﾏ10:10-13)。
「福音書」３つの「手紙」「黙示録」を記したヨハネによる全文書において彼が主イエスの救いに絶大な信頼を置き、イエスを証しし、告白しています。「神から生まれた人は皆、世に打ち勝つからです。世に打ち勝つ勝利、それはわたしたちの信仰です。だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか(ﾖﾊﾈ一5:4,5)」とあるように。ここで、『神によって生まれた人は皆』とは、水によるバプテスマを受け明確に永遠の命を与えられた者はもちろんですが、ここでは“神より命を与えられた者皆”とも読み取れます。そうです。「一人も滅びることなく永遠の命を得る(ﾖﾊ福3:16)」ことが神の愛のご計画であると信じる者にとって、「死は(すべてを分かつ)終わりである」と信じ込ませるこの世の宗教や価値観は打ち砕かれていきます。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます(使徒16:31)」と証言されるこの救いの約束は、イエスを救い主と信じる者、そしてその家族にまでも及ぶ驚くべき神の救いの計画を心より信じます。
今日、二人の兄弟姉妹による信仰告白が、そして皆さんお一人おひとりが日々、喜びも悲しみも共に主イエスと共に歩まれている人生そのものが、「神の証し」となることを信じ、主に感謝致します。