礼拝
友納靖史
常盤台バプテスト教会 2023.5.28 ペンテコステ・創立記念礼拝 実を結ぶ人生②「驚くべき『啓示』」友納靖史牧師【ガラテヤの信徒への手紙 1章11~24節】(新共同訳 新約P.342~343)
- 音声メッセージ
礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。- 礼拝プログラム
- 前奏
招詞 使徒言行録 2章1~4節 司式者
祈祷 司式者
賛美 新生1番「聖なる 聖なる 聖なるかな」1.2.4節
献金感謝
聖書 ガラテヤの信徒への手紙 1章11~24節
特別賛美 「ひとりがひとりに」
宣教 実を結ぶ人生②「驚くべき『啓示』」友納靖史牧師
祈祷
賛美 新生363番「キリスト 教会の主よ」1.3節
頌栄 新生672番「ものみなたたえよ(B)」
祝祷
後奏 - 宣教概要
- キリスト教は「啓示宗教」と呼ばれます。一般に人間が神を探し求め、理性と体験から作り出す宗教は「自然(作為)宗教」と称されますが、神の方から人間に語りかけ、神より真理を開示され(啓示され)た事柄を受け入れる信仰が聖書の教えです。旧約では神が預言者と共に天使や夢を用いてご自身を現わされたことが中心に証しされ、新約では、天地創造以来、被造物の中に神の永遠の力と神性が現わされていると使徒パウロは語り(ロマ1:20)、何よりも、神の御子イエスこそ「神の啓示」そのものだと宣言されます。「神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。・・・御子は、神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れであって、万物を御自分の力ある言葉によって支えておられます… (ヘブライ1:1-3a)」と。
年老いたシメオンは母マリアとヨセフと共に神殿に来た幼子イエスを見て感謝し、こう祈りました。「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり、この僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、あなたの民イスラエルの誉れです(ルカ2:29-32)」。シメオンはどのようにして神殿に来る群衆の中から、幼子イエスこそが救い主と分かったのかをルカはこう証言します。「シメオンが“<聖>霊”に導かれて神殿の境内に入って来た」と。そうです、ここに私たちが日々、神の御心を知る啓示を受け、恵みに満ち溢れる生涯を送る秘訣が告げられています。
今日のペンテコステ(聖霊降臨)は、主イエスが地上を去られる前、弟子たちに送ると約束された聖霊が、弟子だけに限定されず、異邦人を含め全ての人に注がれたことを感謝する日です。「この計画は、キリスト以前の時代には人の子らに知らされていませんでしたが、今や“<聖>霊”によって、キリストの聖なる使徒たちや預言者たちに啓示され(エフェ3:5)」、また「聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』とは言えない(コリ一12:3)」とある通り、イエスを主と信じる私たちに今も聖霊が注がれ導かれていることを覚え歩みましょう。
常盤台教会創立73年。初代牧師松村秀一先生は、「全日本にキリストの光りを」と、戦後の混乱下にある日本全国にバプテスト教会が建ち、キリストの希望の福音が広がるビジョンを抱いて祈り働かれた一人でした。最初、教会堂を建てる候補地は、上板橋駅北口の住宅地の一角か今の土地か、二つ候補があったようです。開拓時、家(牧師宅)に集まって礼拝していた教会員は、どちらが良いかと主の御心が示される(啓示)を願い熱く祈り、この場所が主に備えられた所だと示され、今もここに教会が建ち続けていることは感謝でなりません。教会のこれからの歩み又各自の人生も、聖霊なる神が最善の道を指し示し(啓示し)、良き選択へと導かれることを信頼しつつ歩み続けましょう。
人生の分岐点に立たされる時、何よりもまず、既に神の御心が啓示された「聖書」に日々親しむことで啓示される恵みに与りましょう。それと共に「どうか<主よ>…、神(の御心)を深く知ることができるように、知恵と啓示との霊を与えてください」(エフェ1:7)と日々聖霊の導きを祈りつつ、生ける神の驚くべき啓示の恵みに与りましょう。なぜなら、神の御心を第一に求め従おうとする者を主なる神は喜び、祝福を豊かに注いで下さるからです。「主は世界中至るところを見渡され、御自分と心を一つにする者を力づけようとしておられる。 (歴代誌下16:9)」。
アーメン。主よ、感謝します。