礼拝
森崇
常盤台バプテスト教会 2023.8.27 主日礼拝 信仰の礎⑦「礼典とは何ですか？」森崇牧師【詩編 23篇1～6節】(新共同訳 旧約P.854)
- 音声メッセージ
礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。- 礼拝プログラム
- 前奏
招詞 マタイによる福音書 28章18～20節 司式者
祈祷 司式者
賛美 新生274番「み使いよ伏して（A)」1.2.3.5節
献金感謝 司式者
聖書 詩編 23篇1～6節
特別賛美 「主はわたしの羊飼い」
宣教 信仰の礎⑦「礼典とは何ですか？」森崇牧師
祈祷
賛美 新生400番「神のみ名によりて」1～4節
頌栄 新生674番「父 み子 聖霊の」
祝祷
後奏 - 宣教概要
- おはようございます。本日は私たちの大切な礼典について共にみ言葉に聴きましょう。常盤台バプテスト教会の信仰告白では礼典を以下のように伝えています。
７．バプテスマと晩餐
バプテスマは父、子、聖霊の名によりて行わるる信仰者の水の浸礼なることを信ずる。この形に於て十字架にかけられ、死にて葬られ甦り給える主イエス・キリストのいさおしにより我ら罪に死し新らしき生命に甦りたるを象徴する。しかしてバプテスマは教会の交わりに入る不可欠の礼典である。又、我らは主の晩餐を礼典として守り、パンと葡萄酒とを用い、厳格なる自己反省を以てこれに与り基督の犠牲的愛を自己念し、同時に主の再臨を待望するものである。
バプテスマは、十字架と復活の主と共に歩むしるしです。このバプテスマは罪に死に、主と共に新しい命に生きる始まりの日です。ですからバプテスマは入学式に例えられます。常盤台教会の信仰告白ではこれを教会の交わりに入る不可欠の礼典としています。
バプテスマを受けたものが、主の晩餐に与かることを明確に記されます。バプテスマを受けた一人ひとりは、神の家族とされ、同じ食卓に与かり、同じパンを頂き、ひとつの盃を共に分かち合うのです。
イエス様は晩餐時に、パンを取って感謝の祈りをささげ、それを裂いて「これはあなたがたのためのわたしのからだである」(Ⅰコリ11:24)と言われました。「わたしのからだ」とは、主イエスが共に生き、インマヌエルなる方として存在していることを確認するものです。「わたしはあなたと共にいる」がこのパンの意味です。
また盃を取って「この盃は、わたしの血によって立てられる新しい契約である」(同、25節)と言われました。イエス様は、わたしたちのために十字架にかかり、血を流されて死ぬことが、私たちにとっての新しい契約であると言われます。それは、「どのような時にあっても、わたしはあなたを守り、わたしはあなたを愛する」という神の無条件の愛と慈しみの契約を顕すものでした。
詩編23編は「主はわたしの羊飼い、わたしには何も欠けることがない」とあります。このよき羊飼いとは、私たちにとって、主イエス・キリストです。羊飼いと羊がイエスと人間を示しています。そして「あなたとわたし」という近しい関係で詩が綴られます。主はご自分の愛するものとして関わってくださるよき羊飼いです。この方に人生を委ねるとき、「主はわたしを青草の原に休ませ、憩いの水のほとりに伴い、魂を生き返らせてくださいます」(2,3節)
どこまでも私たちの導き手であると同時に、憩いの水辺にて「魂」を生き返らせて下さるとは、人間の弱さをもついのちある存在がこの方によって復活のいのちが備えられます。
「魂の復活」「義の道への導き」「主が共にいてくださること」「み言葉による励まし」「苦しみの時の食卓」「力を与える喜びの盃」は、わたしたちが主イエス・キリストを覚えるためになされてきた二つの礼典、バプテスマと主の晩餐を指し示しているかのようです。
「命のある限り恵みと慈しみはいつもわたしを追う」(6節)。よい羊飼いは、羊を後ろから見守り、群れ全体を導きます。それゆえに「恵みと慈しみはいつもわたしを追う」のです。「恵みと慈しみ」とは聖書の中でも特別な言葉です。ここでは特に主イエス・キリストの恵み(＝主の伴い)と、慈しみ(＝救いの約束/契約)はいつも変わらずに私たちを追いかけてきてくださることを共に覚えつつ、私たちを追うしるしと共に生きましょう。