常盤台バプテスト教会　2022.11.13 主日礼拝 主イエスの許に帰ろう⑧「告白する力」友納靖史牧師【マルコによる福音書 8章27節～9章1節】(新共同訳 新約P.77~78)

礼拝出席カード

音声メッセージ

礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。

礼拝プログラム

前奏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
招詞　　 詩編32篇1，2，5節　 司式者
祈祷　　　　　　　 　 司式者
賛美　　 新生585番「救いのぬし主よ」1.4節
献金感謝　　　　　　　　　　　　　　　　 司式者
聖書　　 マルコによる福音書 8章27節～9章1節
特別賛美 「君は愛されるため生まれた」
宣教　　 主イエスの許に帰ろう⑧「告白する力」友納靖史牧師
祈祷
賛美　　 こどもさんびか「きみがすきだって」
頌栄　　　 新生674番「父 み子 聖霊の」
祝祷
後奏

宣教概要

　「開けゴマ！(オープンOpen セサミSesame)」と唱えると、固く閉ざされた扉が開く、「アラジンと魔法のランプ」は童話です。しかし人生を祝福する道への扉を開く「3つの言葉(告白)」は聖書の真理です。
　第一に「だいすき」と心より告白する言葉です。「あなたのことが大好き・愛している・I Love You」とその人にとって相応しい表現方法で、相手の存在を喜び感謝することは必要不可欠です。私たちはどれくらいの頻度で大切な相手に伝えているでしょうか。言葉は発せられた後に消えますが、何度も読み返せるラブレターは手元に残りです。主なる神が「わたしはあなたを愛している…あなたと共にいる(ｲｻﾞﾔ43:4-5)」と神の民に語りかけます。しかし何よりも父なる神より、地上に送られた御子イエスが「神はこの世(この世界とあなた)を愛されている」(参照:ﾖﾊ福3:16他)とのメッセージを直接語りかけられました。聖霊の導きで人々の手により聖書66巻が神のラブレターとして今、私たち手元に届けられています。この行動的な神の愛に習い、大切な人たちに惜しまず愛を告白をする力を祈り求めましょう。
第二に「ごめんなさい」と心底より告白する言葉です。自らの過ちを認めて謝罪の言葉を口にすること程、難しいものはありません。恥ずかしさと共に相手から責められるのではと想像し、口も心も閉ざされるからです。ダビデ王は家臣ウリヤの妻バト・シェバを宮殿の屋上から見染め、彼の権力を行使し、ウリヤを戦いの最前線に送り、戦死させる大罪を犯しました。神の御心に反するこの行為を知った預言者ナタンは、ダビデのもとに主より遣わされます。そして「金持ちの男が、自分が持つ多くの小羊を惜しみ、一匹しか持たない貧しい男の小羊を取り上げて屠り、宴会で客に振舞った」という話を語ります。それを聞いた王ダビデは激怒し「そんなことをした男は死罪だ」と言い放ちます。するとナタンは王に「その男はあなただ」と。過ちに気づいたダビデは神に心底より悔い、祈った言葉が詩編51篇です。「わたしの罪は常にわたしの前に置かれています…わたしを洗ってください。雪よりも白くなるように…」と。人間には計り知れない神の憐れみにより、ダビデが悔い改め、打ち砕かれた心と霊を受け入れ、赦されました。但しダビデはその罪の代価を支払ったのです(ｻﾑｴﾙ下12:13-14)。
第三は「イエスは、私の救い主(メシア)」と告白することです。主イエスが行われた偉大な業を見て、当時多くの人々はイエスを単なる預言者か偉大な人としか考えませんでした。ある日主は、弟子たちに「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うか？」と問います。するとペトロは「あなたはメシア(救い主/ﾒｻｲｱ)」ですと告白しました。マタイ福音書ではペトロのこの告白に主イエスが「あなたは幸いだ。…あなたに天の国の鍵を授ける」と語り、教会の岩(基礎)となると宣言します(ﾏﾀ16:13-20)。このペトロの告白こそ、永遠の命への扉を開く、彼の人生最大の告白となりました。それこそ、私たち全ての者にも主なる神が願っておられる人生最大の告白です。私たちに命を与え、驚くべき赦しをキリスト・イエスの十字架で実現された神の存在と愛を認めず、自分勝手な生き方をする私たち人間の罪。しかし、もし神への愛に応答し、悔い改めの告白をするなら、救いの扉が開かれます。「イエスこそ神が遣わされた救い主です」と。この告白こそ、地上の限られた人生から、永遠の命への扉を開き、光の世界へと共に歩み出す力だからです(ﾖﾊﾈ手紙一1:7-9)。