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礼拝
友納靖史

常盤台バプテスト教会 2023.7.23 主日礼拝 実を結ぶ人生⑥「キリスト・ブランドを着る」友納靖史牧師【ガラテヤの信徒への手紙 3章15~29節】(新共同訳 新約P.346~347)


礼拝出席カード



音声メッセージ

礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。
礼拝プログラム
前奏                  
招詞    コリントの信徒への手紙 一 15章 53~57節  司式者
祈祷                           司式者
賛美    新生272番「神の息よ」1~4節
献金感謝               
聖書    ガラテヤの信徒への手紙 3章15~29節
特別賛美  「語り伝えよ 主のみ言葉」聖歌隊
宣教    実を結ぶ人生⑥「キリスト・ブランドを着る」  友納靖史牧師
祈祷
賛美    新生550番「ひとたびは死にし身も」1.2節
頌栄    新生673番「救い主 み子と」
祝祷
後奏
宣教概要
 “ブランド品”とは一般に最高級・一流の品物を指します(庶民は手が出せない高額で偽物も横行)。本来、人間一人一人は神の最高傑作“ブランド人(品)”です。ところが、アダムとエバが蛇に唆され、「神のようになる」誘惑に負け、魂の死(神との断絶)を経験した後、「二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、いちじくの葉をつづり合わせ、腰を覆った(創世記3:7)」のです。つまり罪が彼ら心と魂を支配するようになり、彼らは(神の造られた)ありのままの姿・裸でいることに恥を覚え、目の前にあったいちじくの葉で身体を覆い隠そうとしました。けれども人間の力ではその罪ある姿を到底隠しおおせるものではありませんでした。
これまでパウロは、ガラテヤ諸教会に対し、神の律法を完全に守る人間の努力で、罪を取り除くことは出来なかったものが、イエスを「救い主」と信じる信仰によって、罪も咎も呪いの全てが取り除かれる驚くべき救いと恵みが与えられたと書き記しました。そしてそのことを一言で、「バプテスマを受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ている」。つまり、罪ある身のまま、主イエスは私たちに「キリスト・ブランド」のガウン(外套)を身にまとわせてくださったと宣言したのです。黙示録でヨハネの見た幻の一つに、主イエスがサルディスの教会に宛てた手紙があります。そこには、「勝利を得る者は、このように白い衣を着せられる。わたしは、彼の名を決して命の書から消すことはなく、彼の名を父の前と天使たちの前で公に言い表す(3:5)」と語りかけられました。死から命に至る永遠のいのちが約束された者が身にまとうものを「白い衣」と表現し(黙7:9他)、キリストを信じた者にだけ与えられるこのガウンの重要性が記されます。ですからバプテスマ式では白いガウンを身に着け、水に浸され古い(死に至る)体が死に、水から起き上がり新しい(永遠のいのちに至る)体とされた象徴的意味を含む礼典を伝統として教会は大切にしてきました。実は白い衣を着たその日だけではなく、その時(イエスを主と信じ告白した時)以降、私たちはみな、救いの衣服「キリスト・ブランド※」をまとわせ続けて頂いているのです。       ※クリスチャンデアール?
 神は大洪水後、箱舟から出たノアと契約を交わしました。「わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく…地を滅ぼすことも決してない(創9:11)」と。ノアは農夫としてぶどう畑で生計を立てますが、ある日ぶどう酒で酔っ払い、裸となって哀れな様子をさらしました。それを知った息子たちセムとヤフェトは「着物を取って自分たちの肩に掛け、後ろ向きに歩いて行き、父の裸を覆った(9:23)」のです。神の働きを担ったあの偉人ノアでさえ、不完全な存在である現実に、息子達の父に対する深い愛がここに語られます。何よりも神は、救いの契約を交わしながら、不完全な者である神の民に、十字架上で衣服を脱がされ屈辱を受けた主 イエスの赦しと愛によって、罪あるままの私たちを驚くべき愛と救いの「衣」で日々覆ってくださいます。パウロはこの神の救いの不変の約束(契約)を感謝しました(ガラ3:15-25)。 
そして彼は宣言します。「そこではもはや、 ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、 キリスト・イエスにおいて一つです(ガラ3:28)」と。 現代社会になお続く偏見と差別という罪にまみれ痛み傷つく方々に、キリストにしか与えられない驚くべき救いと癒しの衣(ブランド品)の存在を広く伝え、分かち合って参りましょう。
正に♪世にはなき(永遠の)交わり♪の中、
私たちは生かされているからです。