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礼拝
森 崇

常盤台バプテスト教会 2024.1.14 主日礼拝 何のために生きるのか②「世界にひとり、大切なきみ」森 崇牧師【詩編 139篇13~18】(新共同訳 旧約P.980)


礼拝出席カード



音声メッセージ

礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。
礼拝プログラム
前奏                  
招詞    ルカによる福音書 4章16~21節    司式者
祈祷                        司式者
賛美    新生62番「感謝 すばらしい朝」1,2,4,6節
献金感謝            
聖書    詩編 139篇13~18節
特別賛美  ”一羽のすずめに”
宣教    何のために生きるのか②「世界にひとり、大切なきみ」森 崇牧師
祈祷
賛美    「君は愛されるため生まれた」
頌栄    新生669番「みさかえあれ(B)」
祝祷
後奏
宣教概要
詩編139編の詩人は信仰者の人生の初めから終わりまでを主の御手のわざの内にあるものとして歌います。「主よ、あなたはわたしを究め、わたしを知っておられる」(1節)。「究める」とは「調べつくす」の意味です。この詩の後半では「神よ、わたしを究め、わたしの心を知ってください」(23節)と言います。すべてを知っていてくださる主に、わたしを究めてわたしの心を知ってくださいとの願いは、矛盾ではなく、繋がりのある大切な事として示されます。

わたしたちが生きている間だけではなく、この地上に存在する前から、主はわたしたち一人ひとりをこころにかけておられます。人が生きるために必要な数々の臓器、骨、筋肉、血液などもまた、母の胎内にある時から神さまがこれを組み立てて下さっています。

神さまはわたしたち一人ひとりを世界に一人、たった一人の大切な存在として、神の計画をもってお造りになられました。そのことに気づいたとき、神の創造のわざが一人ひとりに及び、わたしたちがこの地上に存在する前から神さまの尊い思いによって産まれたのだ、そしてこの世に存在しているのだということが分かるのです。

神の驚くべきわたしたちへの業とは一体何でしょうか。神の驚くべき業とは、聖書の別の訳では「不思議」となっています。この驚くべき神の御業は本日の聖書の箇所で三つのことが言い表されます。

一つは「わたしたちのすべての日々は主のみ前に覚えられている」ことです。驚くべきことに、わたしたちの人生のすべては、主の書物に記されているのです。わたしたちがどのように生まれてきたか、どのように生きてきたか。誰からどのような影響を受けたか。どんな傷を負ったか。どうやって聖書や教会と出会ったのか。主イエスと出会って信じるものに変えられていったのか。その一つ一つ、主のご計画だけがわたしたちの人生になり、そしてまたどのような出来事も神の前には忘れられていません。

二つは、「神はわたしたちにもろもろの計画を持って臨んでおられます」。神さまが私たちに望んでおられるのは一つだけではありません。わたしたちに望まれている神さまの希望の計画はいくつもあり、それはわたしたちが単に主イエスの救いを信じてキリスト者になるというだけではなく、それぞれにあたえられた人や場所やかかわりを通して、神の救いの計画が実現していくという希望を伝えられます。

三つは、「わたしたちの人生にはいつも主が共におられる」ことが神の驚くべき御業です。「その果てを極めたと思っても」(18節)とは直訳すると「目覚めるとき」という意味です。別の訳では「わたしが目覚めるとき、わたしはなおあなたと共にいます」(口語訳)と訳されます。

すなわちこの聖書のみ言葉が伝えたいことは、わたしたちが霊的な眠りに陥っていたとしてもなお、神は共におられるということです。「神が私たちの人生にご計画をもって望んでおられる」「その恵みが砂の数よりも多い」ことに、わたしたちが気づけないでいるときにも、なお主は共にいて下さっています。それが、「わたしが目覚めるとき、わたしはなおあなたと共にいます」ということです。造り主にとって、どれほどあなたが大切な存在であるか、わたしたちの意識のあるなしに関わらず、主はわたしたちの人生に伴ってくださるお方です。

あなたは神さまが造られた世界にたったひとりの尊い存在であり、またあなたを大切にいつもあなたのことを見ておられます。この唯一の主なる神との対話に生きるとき、人生の本当の意味と価値が見いだされるのです。