VIDEO

教会のビデオコーナー

  1. HOME
  2. 教会ビデオ
  3. 常盤台バプテスト教会 2024.12.8 主日礼拝 「神の熱意に動かされて」友納靖史牧師【イザヤ書9章5~6節】(新共同訳 旧約P.1074)

礼拝
友納靖史

常盤台バプテスト教会 2024.12.8 主日礼拝 「神の熱意に動かされて」友納靖史牧師【イザヤ書9章5~6節】(新共同訳 旧約P.1074)


礼拝出席カード



音声メッセージ

礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。
礼拝プログラム
前奏    第一礼拝「神の御子は今宵しも」奏楽者
      第二礼拝「Joy to the World」エンジェリックリンガーズ
開会賛美  教団94番「久しく待ちにし」1・2節                 
招きの言葉 イザヤ書9章1節,ヨハネによる福音書1章4-5節   司式者
祈祷                        司式者
賛美    新生160番「天なる神には」1・4節
聖書    ルカによる福音書1章46-50節
賛美    新生152番「あがめます主を」1・2節
献金感謝
特別賛美  第一礼拝「クリスマス讃歌」グレースアンサンブル
      第二礼拝「みつかいうたいて」M&M’s
聖書    イザヤ書9章5〜6節
賛美    教団Ⅱ219「さやかに星はきらめき」1・3節
宣教    「神の熱意に動かされて」  友納靖史牧師
祈祷
賛美    新生176番「主は豊かであったのに」1・2節
聖書    ヨハネによる福音書3章16節
頌栄    新生165番「荒野の果てに」1節
祝祷
後奏
宣教概要
 南ユダ王国のウジヤ王が死去した紀元前739年から53年間に亘り、主によって預言者として用いられた旧約聖書の使徒パウロと称されるイザヤ。彼が神の召命を受けた日(イザヤ6章)、聖なる神の栄光に圧倒され、自らの罪深さに気づかされ「災いだ…わたしは汚れた唇の者」と嘆きます。すると神はセラフィム(天使)を遣わし、神殿の祭壇から炭火を取り、その火をイザヤの口に触れさせました。そして天使は「見よ、これがあなたの唇に触れたので、あなたの咎は取り去られ、罪は赦された」と宣言し、主の御声が響きます。「誰を遣わすべきか。誰が我々に代わって行くだろうか?」。この時イザヤはこう応えました。「わたしがここにおります。わたしを遣わしてください」。その時代、社会的・政治的・霊的に退廃したユダ王国を裁く決断をされた神の痛みを知り、その中でもまだ主に従う神の民「残りの者」を含め、悔い改める(人生を選び直す)人々を見捨てない神の情熱。イザヤはその神の熱意に動かされ熱くされた信仰の姿が随所で証しされます。
今月、イザヤ書の第一区分(1-39章)を中心に、救い主の誕生と恒久平和実現の預言からの福音を分かち合います。イザヤ書にはテーマが大きく三つあります。神の民であったはずのユダの民が、偶像礼拝等で神に背いた過去に対する“さばき”到来の預言①。その民らを含めて世界中の人々を救う“救い主”到来(誕生)の預言②。そして完全な平和(シャローム)実現の“永久なる神の国”到来の預言③です。この書を読むと、預言三つの各テーマが三連の屏風びょうぶ上に描かれ、幾つも並び置かれたものを眺めるように促されているかのようです。つまり“さばき”だけでなく神は“救い”の希望、そして苦難の後に最終的な平和到来の希望の計画を、部分的ではなく、全体像を見通せるようにイザヤを用いられたのです。その熱き神の思いを知ったイザヤの預言の言葉・賛美の言葉の随所にその熱き思いが伝わっています。2節では②③の預言が同時に描かれます。「ひとりのみどりごが私たちのために生まれた(イザ9:5)」と、このイザヤ預言がイエス誕生において実現したのは明らかです(ルカ2:11他)。その方の名は「驚くべき指導者Wonderful Counselor:驚くべきことを企画するお方」。「力ある神Mighty God:知恵と識別・思慮と勇気を与えるお方」。「永遠の父Everlasting Father:救い主は神性(三位一体性)を持つお方」。「平和の君Prince of Peace:平和が永遠に続く王子(世継ぎ)なるお方」と、驚くべき救い主の到来、永遠に続く“神の国”到来の預言が重ねて預言されます。
最後6節には③の永遠性がより明確に「平和は絶えることがない」と宣言され、最大のキーワードとして、人間には平和は実現できないが「万軍の主なる神の熱意がそれを成し遂げる」と宣明されました。熱意とは目的のために継続し忍耐強く取り組む姿勢です。限られた命を持つ人間には不可能ですが、永遠に存在される父・子・聖霊なる神には成し遂げる力があります。イザヤは53年間、人々に嘲られ無視され迫害の末マナセ王の時代に殺害されました。しかし最後まで彼に神の使命を果たす熱意が継続したのは、召命を受けたあの時、炭火の火と共に神の熱く燃える人間への愛と憐れみ、救いの情熱がその後も彼の心と魂に日々保たれ続けたからです。
今、私たちも熱意をもって取り組む何かを与えられているでしょうか。主イエスは昇天後、弟子たちに聖霊を注ぎ、福音が世界中に宣べ伝えられ、真の平和実現への熱きビジョンを与えられました。そして今も生きて働かれる主より私たちの心と魂をも熱く燃え上がらせ、喜びで満たし続けくださることを信じます。皆さんも神に招かれ(召命を受け)ここに生かされています。それぞれに遣わされる場で聖霊の炭火を燃やし続けて参りましょう。

(※私が今熱くされている事… 別紙:映画「ホワイトバード」真実のストーリー参照)