礼拝
渡部信
常盤台バプテスト教会 2025.10.19 主日礼拝 「弱く悲しむ者の味方」渡部信牧師【ルカによる福音書 6章20~26節】(新共同訳 新約P.112~113)
- 音声メッセージ
礼拝終了後、掲載いたします。通信料が心配な方は、こちらをお聞きください。
- 礼拝プログラム
- 前奏
招詞 マタイによる福音書 9章9~13節 司式者
祈祷 司式者
賛美 新生514番「めぐみの主は」1,2,3,5節
主の祈り
献金感謝
聖書 ルカによる福音書 6章20~26節
特別賛美 「幸いなるかな」小松澤恵
宣教 「弱く悲しむ者の味方」 渡部信牧師
祈祷
賛美 新生480番「この世の重荷から」1.2.4節
頌栄 新生668番「みさかえあれ(A)」
祝祷
後奏 - 宣教概要
- 本日は「弱く悲しむ者の味方」と題してルカ福音書からみ言葉を学びましょう。
「山上の垂訓」と呼ばれる8つの幸いの教えがマタイ5章に書かれていますが、読んでみますと「心の貧しい人々は幸いである。天の国はその人たちのものである。」「悲しむ人々は、幸いである。その人たちは慰められる」・・・と書いてあり、内側の心の在り方を述べているようです。柔和な人々、義に飢え渇いている人々、憐み深い人々、心の清い人々、平和を愛する人々、義のために迫害されている人々は幸いである」と続きます。
しかし、このルカ6章は、イエス様が山からおりられて、汚れた霊の人を癒し、病人を癒された後に、「貧しい人々」「今、飢えている人々」「今、泣いている人々」は幸いであると記されていて、今、実際に危機に瀕して苦しんでいる人々を前に、イエス様は福音を語り、その人々に対して幸いです、と述べているところに特徴があります。そして反対に、既に「富んでいるあなたがたは、不幸である」「今、満腹している人々」「今、笑っている人々」「すべての人々にほめられるとき」あなたがたは不幸である。と語っているのです。
このコロナ後の世界と社会は一変しました。苦しんでいる人々が増え、それゆえに逆に富んでいる人々も増え、二極化が進んでいます。疫病と戦争と飢えは、神からの試練の期間です。個人と個人の繋がりが希薄になり、分断化が起こっているのです。一人暮らしと二人暮らしの世帯が人口の70%を占めている現状があります。その救いはどこから来るのでしょうか。それはITでも、技術でも、学問でも、政治でも救えない領域があり、真に助けを叫び求めている人々へ、イエス様は、あなたがたは幸いです。必ず救われます、と告げてくださっています。「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者は多い。しかし、命に通じる門は何と、その道も細いことか。それを見い出す者は少ない」と語り、私の元に来るようにと招いてくださっています。