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礼拝
友納靖史

常盤台バプテスト教会 2025.3.16 卒園卒業感謝礼拝 「あなたを”いつも”招かれるお方」友納靖史牧師【マタイによる福音書 11章25~30節】(新共同訳 新約P.20~21)


礼拝出席カード



音声メッセージ

礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。
礼拝プログラム
前奏                  
招詞    詩編 37篇23~24節   司式者
祈祷                        司式者
賛美    教団讃美歌第二編 189番「丘の上の教会へ」
献金感謝
聖書    マタイによる福音書 11章25~30節
特別賛美  「私のもとに来なさい」 聖歌
宣教    「あなたを”いつも”招かれるお方」  友納靖史牧師
祈祷
賛美    新生455番「われに来よと主はいま」
頌栄    新生672番「ものみなたたえよ(B)」 
祝祷
後奏
宣教概要
 映画「チャーリーとチョコレート工場」の主人公ウィリー・ウォンカ製チョコは世界中で大人気ですが、工場は完全非公開。ある日、彼は販売する何億枚中5枚に金色のチケット(招待券)を入れ、子ども5人にだけ工場見学する権利を与えると公表。世界中大騒動となる場面から物語は展開します。皆さんはどのような招待状を受け取りたいですか。天より来られた神の御子キリスト・イエスは公生涯で常に人々を『神の国』で生きるよう招かれ、今も限定なしに全ての人を地上と天の御国へと招き続けておられます。最も有名な招きの言葉(招待状)がこの箇所です。「来なさい・わたしの許へ・すべての人よ。働いて疲れ・重荷を負っている者・わたしは・休養を与える・あなたに」(マタイ11:28ギリシャ語原文並び通り)。続く御言葉で主イエスは二つ呼びかけます。
第一に「休ませてあげよう」です。「(ギ語)アナパウオー:休養」と訳すこの言葉は単に身体を休める以上に「元気を与える」という意味が込められています。私たちにとっての最大の休養は何でしょうか。熟睡できる睡眠時間、ボーっと何も考えない脱力時間、楽しい事に没頭する時間…等。主イエスがここで語られた休養とは全人的休息を指します。まず身体的(体力回復)、精神的(擦り減った精神を休める)、社会的(人との軋轢から逃れて退避する)です。主イエスは弟子達を深く愛しておられ心からケアをなされていました。そのことがこの個所で良く分かります。「イエスは『さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい』と言われた。出入りする人が多くて食事をする暇もなかったからである。そこで一同は舟に乗り自分たちだけで人里離れた所へ行った(マルコ6:31)」。そして何よりも大切な休養とは霊的休息(人間が作った戒律・律法に縛られた魂を解放すること)でした。正にイエスが福音(Good News:神の良き便り)を語り、弟子たちに福音宣教の業を託されたのは、このためでした。「真理はあなた方を自由にする(ヨハネ8:32)」。人生での疲れは心身に限らず魂にも疲れです。それが人間の価値観や人間が作り出した宗教的戒律に縛られることだからです。創造主なる神の御言葉に触れ、聖霊の息吹を吹き込まれる時、私たちの霊と魂は力を得、心身の疲れも不思議と取り除かれる経験をします。
第二に、「安らぎ(平安)を与えよう」との主イエスの招き。「わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる(マタイ:29)」。原文には「《魂:プシュケー(魂・いのち・息)》に安らぎを得る」と書かれています。つまり、主イエスは身体の休養のみを与えるのではなく、人生の全人的健康として《魂》の存在とその休息の方法を教えられたのです。それが29節前半に語られる主イエスが与える「わたしの軛を負い」「わたしに学びなさい」です。学ぶとは第一の招きで触れた、神の真理・福音を学ぶ時、魂は安らぎを得ます。そして「軛くびき」とは当時、現代のような機械が発明されていない時代、農作業をはじめ人間の力以上の良い仕事をするためには特に牛を、それも二匹の牛を使って行うことがありました。その二匹が足並みを揃えて作業する時に使われた道具が二匹の肩に載せつなぐ「軛」でした。主イエスは私たちが人生を一人で歩んでいるのではなく、主なる神であり救い主であるお方、イエスさまご自身が私たちと見えない軛でつないで共に歩んでおられることを教えられたのです。私たちは決して孤独ではないと。30節で主は単に心身を休めることだけでなく、主イエスが私たちに託された人生の使命(軛は負いやすく・荷は軽い)の意味を学び、主イエスと共に生きる時、本当の休息と平安を得られると、あなたはいつも招かれています。まず人生で神より与えられた使命を知る時、主と共に生きる喜びの中で、きっとその働き(荷)は軽く感じることでしょう。
新たな地へ場所へと遣わされる皆さんが、疲れを覚える時、今日の御言葉を思い出してください。卒園卒業おめでとうございます。