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ライブ礼拝

12.20主歴2020 ルカによる福音書1章46~55節 「神からのワクチン③『喜び』」 友納靖史牧師


礼拝出席カード

音声メッセージ
礼拝終了後に掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからお聴きください。
礼拝プログラム
前奏           奏楽者
招詞           司式者
祈祷           司式者
賛美  教団108番 いざうたえ、いざいわえ 1、2節 
聖書  ルカによる福音書1章46~55節  Luke1:46-55
特別賛美演奏  "Angels we have heard on high"  村上早苗
        “さやかに星はきらめき”     聖歌隊
宣教  「神からのワクチン③『喜び』」 牧師 友納靖史
祈祷
賛美  教団111番 神の御子は今宵しも 1、2節 
献金感謝         司式者
祝祷
後奏
宣教概要
聖書は、喜べる状況で共に喜ぶ「喜び」(ローマ12:15)と、喜べない状況においてさえ喜ぶ「喜び」があると語ります。後者の「喜び」は、その時には喜べる心情でなくても、聖霊によって先取りして喜ぶ信仰が注がれていきます。救い主を宿した不安の中にあったマリアが、聖霊の力を注がれ、神を喜び賛美します。この数日前、天使ガブリエルがマリアにこう語りかけていました。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む(ルカ1:35)」と。そのマリアがエリサベトを訪ね、挨拶の声を聞いた時、体内の子(後のバプテスマのヨハネ)が応答し、彼女は聖霊に満たされて、「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、何と幸いでしょう(1:45)」と告白します。ここに理屈ではない神より注がれる喜びが、母マリアと出会う人にも伝わる様子が描かれます。
 「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです(1:47,48)」とマリアの賛歌は始まります。「魂」は“プシュケー:命・心”、「霊」は“プユーマ:神の霊、(神より注がれた)霊”を意味する言葉で、二つが重なることで、マリアが神を全身全霊から喜び讃えたことが分かります。更にマリアの喜びは、主が彼女のことを忘れず、目を留めていてくださった驚きと感謝が、普通の喜びを超える言葉「狂喜するrejoice exceedingly」を使い表現されます。それは主なる神がマリアに「目を留めて(思い出して)くださった」喜びと共に、虐げられ苦しみの中に置かれる人すべてに向けられた神の愛への感謝と喜びが最大級に表現されたのです。
 「聖霊行伝」と称される使徒言行録と共に、ルカ福音書は主の霊(聖霊)の働きとその方より注がれる「喜び」が至る所で証しされる文書です。ルカ15章には「見失った羊」を捜し家に帰る喜びと共に、独自の記事・「無くした銀貨」の発見、「放蕩息子」の帰還、これら三つ全てが「喜び」をテーマにしたものです(15:7,10,32)。神と人との間において失われた「(永遠の)命」と「(生きる)目的」「関係性」の回復を最大級に喜ぶ神の愛が重ねて語られます。更にルカは、イエスと共に十字架に付けられた強盗の一人がイエスを信じ救われる出来事を記し、回復の喜びの極みがここに集約されます。その男が「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください(23:42)」と告白をした時、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と、神にあって魂と霊とが天の国へと帰還した回復の喜びを主イエスは宣言されました。「大きな喜びが天にある(15:7)」との祝福は、今も私たちの身近な方々の人生に注がれています。
 J.S.バッハは晩年視力が衰え、目の痛みを負いながらもローソクの灯の中で神を賛美する作曲活動を続けました。しかし完全に失明し、回復の希望を失ったバッハでしたが、クリスマスを前にしたある夜、妻マグダレーナにイエス降誕の聖書個所を読んで欲しいと願います。朗読を聞き終えた彼は、「苦難を悲しんではならない。この悩みは我ら全てのために、全ての苦悩を担われた我らの主イエスに我らを近づけてくれるものだから…」と語ったと妻の回顧録に記されています。正に「イエスは変わらざるわが喜び(主よ、人の望みの喜びよ)」(BWV147)の賛美の通り、喜べない時にさえ喜ぶ信仰が彼の魂より溢れ出ていたのです。
 感染症による死に至る病を防ぐ、身体的な病を救うワクチン投与が全ての人に与えられることは世界中の祈りです。しかしそれ以上に私たちの祈りは、永遠の滅びに至ることから救われる、イエスを救い主と信じる“喜びのワクチン”が全ての人に注がれるクリスマスとなることです。今こそ主(父・子・聖霊の神)に祈り求めましょう。いかなる時にも喜ぶ「喜び」を注ぎ続けてくださいと。

 クリスマスおめでとうございます