礼拝
2.14主歴2021 ガラテヤ人への手紙5章22~23節 「神さまから授かっている命」斎藤信一郎牧師
- 音声メッセージ
- 礼拝プログラム
- 前奏 奏楽者
招詞 司式者
祈祷 司式者
賛美 1番 聖なる 聖なる 聖なるかな 1、4節
聖書 ガラテヤ人への手紙5章22~23節(口語訳) Galatians 5:22-23
特別賛美演奏 "主の血に贖われ(B)" 奏楽者
宣教 「神さまから授かっている命」 牧師 斎藤信一郎
祈祷
賛美 292番 安かれわが心よ 1、2節
献金感謝 司式者
祝祷
後奏 - 宣教概要
- ネヘミヤ記8章10節後半
「~主を喜ぶことはあなたがたの力です。」…長男の名前の元になった箇所
ガラテヤ書5章22~23節
「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、柔和、自制であって、これらを否定する律法はない。」…長女の名前の元になった箇所(共に口語訳)
生命保険会社勤務時代に「人生には三つの坂があり、上り坂、下り坂、そしてマサカがある。それに備えるのが保険~」という話法を用いたことがあります。しかし、人生には保険を掛けることができず、対処することも非常に難しい事柄が数多く存在します。保険会社を辞職し、西南学院大学神学部に在学中に妻と結婚しました。それから程なく、妻は婦人病で頻繁に下腹部に痛みを覚えるようになりました。結婚前には子どもは自然に与えられると思っていましたが、自分の思い描いていた計画がいかに自分本位なものであったかを知らされました。新小岩教会在任中に牧師研修のため、アラバマのレイクビュー教会に夫婦で渡米した時、妻は詩編113編9節の箇所に励ましを受け、それまで避けていた赤ちゃん用品店に行ってクリスマスに着せるベビー服を買いました。妻の信仰に励まされ、さらに進んだ不妊治療や養子縁組に踏み切らず、神の時を待つことにしました。
これらの婦人病に関わる経験を通して、病を得ないと知ることが難しい様々な問題があることを知りました。また、子どもが与えられない人々に以前よりも寄り添いつつ、祈ることができるようになったのも事実です。
そんな私たちに新小岩教会を辞任するタイミングで子どもが与えられました。その時に付けた名前が上記聖書箇所を元にしたものです。但し、2月に生まれた息子。その後の成長により、妻が買ったベビー服はクリスマスには着ることができませんでした。
人生は上り坂と下り坂と言うよりもジェットコースターのように突然の困難の連続です。長男誕生の時は難産で苦しみ、誕生後は子どもの身体上の問題で心配を余儀なくされました。流産も経験しました。その後二人目を妊娠し、出産する際には帝王切開でしたが、まさかの麻酔が効かない超絶出産になってしまいました。何故、人生には予期しない苦労が絶えないのか。何度神さまに問うたか知れません。
平和を祈念する8月に生まれた娘。小さく産まれた娘は、買ったベビー服がクリスマス礼拝にちょうどぴったりでした。苦労、迷い、悩み、苦痛、意気消沈することの多い人生です。それでも私たちはそれらを糧に、聖霊を通して他の人に一層寄り添うことができる者とされて行くことを体験して来ました。今では、思うようにいかなくなり、困難な時ほど同じような立場にある人々のために執り成し祈るようになりました。誰よりも、多くの苦痛を共に味わって下さった主イエス・キリストの十字架上の祈りの模範に倣って。