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「イエスの語る旧約の福音(31)『自由とされた喜び』 」友納靖史牧師(2019/12/22)

[聖書]イザヤ61章1~3節、ルカによる福音書4章16~21節
 バプテスマを受けさせて頂き、神より与えられる祝福は数多くあります。それを一言で言い表すなら、今日のタイトルです。「自由とされた喜び」を噛みしめ、キリスト者は人生を歩ませて頂くからです。「自由」を聖書では「解放」「赦し(赦免)」「救い」と同じ意味で用います。出エジプトによってイスラエルの民がエジプトの奴隷生活より解放された出来事。今でも私たちは人生において、肉体的・精神的・社会的・霊的に奴隷とされ、苦しみを負うことがあります。また自らの罪により責任転嫁や逃避、何よりも罪責感からの解放を必要とします。実はその全ての苦悩から自由としてくださるお方が主イエスなのです。それをイザヤは預言し、またルカはイエスがご自身の真の姿を証しされた喜びを、こう記しました。「捕らわれている人に解放を、…圧迫されている人を自由にする」という、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」(ルカ4:18~)と。
 私たちはいつの間にか、社会生活、また信仰生活でさえ本来享受すべき自由が奪われていないでしょうか。カルト宗教や独裁政治による抑圧のみならず、人が人を支配しようとする悪の力がこの世の君として君臨することがあります。しかし主イエスは、アダムとエバが罪を犯し、神にある(永遠の)命が奪われて以来、再び神と共に歩む祝福を取り戻すため、お生まれになりました。この驚くべき神の愛を信じる時、私たちは罪の奴隷から解放され、真の自由が与えられます(ヨハ8:36)。
 バプテスマを受ける準備を譬えると、「命のビザ」発給手続きに携わらせて頂くかのようです。天の国(神の国)への入国が許されるビザ発給に必要なことはただ一つ。主の前に自らの罪を悔い改め、イエスを救い主と信じ委ねる(私の罪を赦すため、主が十字架にかかり、三日目に復活されたと信じ告白する)ことです。
こうして教会は、キリストよりビザ発給業務を託された領事館とされ、人々にバプテスマを施し、罪の世界から解放し、自由を宣言し、喜び合う所です。イエスを主と告白をしたペトロに、「わたしはあなたに天の国のカギを授ける。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる(マタイ16:19)」と主が語られたように、驚くべき働きが教会(キリストの体)であるキリスト者一人一人に委ねられています。
 このクリスマス、聖霊の導きによって「永遠のいのちのビザ」を手に入れ、本当の自由を与えられる兄弟姉妹たちを共に喜び祝いましょう。そして、先に私たちがこの「自由を得るために召し出された(ガラ5:13)」理由とは、様々な自由を奪われた方々に喜びの福音を告げる働きが託されていることをこの日に思い起こさせて頂いた主に感謝します。
    クリスマスおめでとうございます!

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