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「 イエスさまを見る 」カーソン・フ―シー宣教師(2019/05/26)

 

[聖書]ルカによる福音書24章13~35節
聖書のルカによる福音書24章13節から35節までをみますと、その日、エルサレムからエマオに向かう途中の二人の弟子たちが感じた興奮や困惑や恐れといった感情がみられます。弟子たちが信じてきたナザレのイエスは、イスラエルの人々を救おうとしていましたが、祭司長に引き渡され、十字架につけられ、そして、墓に葬られたのでした。さらに、その朝 他の弟子たちは、墓のそばに天使が現れて「イエスは生きておられる」と告げられました。そこには様々な感情が渦巻いていました。
 このエマオまでの旅の11キロの道で二人の弟子たちが出来事について論じ合いながら歩いているとき、見知らぬ人が二人に加わり、三人が一緒に歩き始めます。何故かこの人は町中が話しているこの最近のエルサレムの出来事を全然知りませんでした。実はこの人は復活された救い主イエスさまですが、弟子たちの目にはイエスさまの姿が遮られています。一緒に道を歩きながら三人は聖書のメシアについて語りあいます。
 やっと、エマオに到着した時に、この二人は見知らぬ人を家に招きました。この人は食卓でパンを取って感謝をささげ、パンを割いて彼らに渡されました。すると二人の目が開け、復活された神の子イエスさまだとわかりました。しかし、イエスさまは目の前から消えてしまいました。二人は驚きと喜びで、すぐに夜の暗闇の中を、もと来た道を通ってエルサレムに戻り、他の弟子達にエマオの道で目撃したことを分かち合いました。
 弟子達がエマオまでの道を共に歩き、食卓に見知らぬ人を招待したおかげで、全てのことが変わってきました。このお方は生涯、別の旅路を歩んだのではありませんでした。むしろ隣人として、一緒に旅が続きました。このイエス様の愛する共同体への招きを通して、弟子達は壁を乗り越えて、目の前にイエスさまを見ることができたのでした。
 現在もエマオのイエス様のように、私たちの目の前にいても遮られている人々がいます。イエスさまに従っている弟子達として、この隣人にイエスさまの恵みと愛を分かち合って、私たちの生活にお誘いしませんか。
 皆さんは生活の中で、この一緒に歩いてくださる旅に誰を誘えますか。誰が目の前を遮られた人ですか。神さまの食卓でどのように新しい人々の場所を作りますか。
今日から皆さんは暖かい心で隣人に接し、神の国に誘うために福音を持ち歩いて行きましょう。そうすれば、信仰の旅の目の前にイエスさまがはっきりと見えてくるでしょう。

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